
さて Mozart観がすっかり変わったのは市民オペラで『フィガロの結婚』をやってからです。
1991年、酒田名誉市民加藤千恵さんを偲んで、と企画されたというか練習が始まったときには加藤先生はご存命でしたが、本番を前に亡くなられてしまいました。
一年かけて全曲を練習しました。指揮は高橋誠也さんでした。これのオケの練習棒をやらせたいただきました。
このときつつくづく感じたのは Mozartの音火等ひとつひとつには言葉があるではないかということでした。この後、シンフォニーを演奏するときにどんなフレーズからも歌が言葉が聞こえてくるような気がしています。
やはり究極の音楽は、人間の出す音、歌なんでしょう。
さて昨日のオケの練習ですが、やっと形が見えてきました。『魔笛』の早いパッセージをきちっと合わせるのはテクニック的にむづかしいところが多々あります。
”君たちこんなところがどうして出来ないの。あはははは・・・・”と天上の Mozartが笑っているような気がします。
